◆セイフ・シュレッド社
・所在地:カリフォルニア州ロサンゼルス郊外(City of Commerce)
・訪問日:2000年 3月 2日(木) 16:00〜18:00
・面接者:脇坂義則氏(代表取締社長)、石黒貞夫氏(副社長)他
【企業概要】
↓ 社屋全景
*セイフシュレッド(SAFESHRED
CO,INC.)。設立は1994年。98年に日本紙パルプ商事(株)(JP)100%出資のアメリカ現地法人JP
U.S.A.の子会社となる。
*事業内容は再生製紙原料の販売。(回収、買い取りから販売まで)
*販売先はアジアとアメリカ国内が中心になっている。
*古紙取扱量は月間平均約5,000トン。内、ヤード持ち込み分1,500〜2,000トン、同業から仕入によるブローカー商売(仲間買い商売)2,500〜3,000トン。
*集荷企業 100社程度。


1.古紙業務の種類
事業所からの機密書類の回収。機密保持のために予め排出業者の事務所等に鍵付の専用容器を提供し、それ等を有料で回収し、鍵を開けて破砕処理する。それをベール梱包し、トイレットペーパーなどの家庭紙の原料として、内外の製紙会社に出荷する。
事業所から出る一般紙類の回収。予め量に応じ様々の大きさの容器(鍵無し)を事業所に提供し、それ等を回収し、破砕せずにベール梱包し、製紙原料として販売する。しかし、この場合は古紙として時価で買い取る。
専門の回収人や市民からの持ち込みによる回収。彼らが新聞/段ボール等を自分の車で持ち込んだものを時価で買い取る。1ロットは数百キロから2トン以上と様々である。持ち込まれると車ごと台貫(計量)し、その場で現金買いする。
製紙会社への納品に不足が出たときなどは同業者から買い付ける。
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*1.と2.について ・自社の車が回収に廻る。自社のトラックは7台あり、運転手とヘルパーでチームを作っている。 ・回収は予約制で(受注後2日間以内の回収)で、40%は月1〜2回程度、60%が定期回収。 ・回収車は事務所のパソコンで運行状況が管理され、無線で顧客からの注文を伝えることができる。 ・守備範囲はサンディエゴからサンフランシスコまでと広域に及ぶ。 |


*ハンマーミル(破砕機)について
日本のような短冊状にシュレッダーされた古紙は好まない製紙会社が多いため、ハンマーで細かく引き裂く方法がとられている。細かさは手のひら大から極小まであり、大きさによって料金が異なる(受注時に取り決める)。
*取り扱う古紙の種類
段ボール、上質のもの、新聞に至るまで様々。但し、カーブサイト方式で集められた無分別の古紙は取り扱わない。
2.アメリカにおける古紙事情
1998年度のアメリカの紙・板紙の生産量は約8千6百万トンで、約45%の古紙が回収され、約3千4百万トンが国内で使用され、約7百万トンが海外に輸出されている。近年、特に古紙混入率の向上を政府が奨励(紙製品調達ガイドライン)している。州によって規制基準が異なる。これに違反した場合の罰則規定も設けている。
3.アメリカからの古紙の輸出について
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・輸出は韓国/台湾/タイ/メキシコ向が常に中心になっており、それらと比べると古紙の自給国である日本向は少ない。 ・韓国向けは新聞古紙、段ボール古紙、タイ向けは段ボール古紙が輸出の中心。 ・古紙の価格は常に変動しており半年以上同じ価格が続くことは稀である。 ・アメリカは99年末から古紙価格が沸騰している。 ・Safeshred(株)の取扱量のうち、40%はアメリカの製紙工場に納入している。これらは敷地内を走る鉄道の引込み線を利用する。鉄道輸送は予定どおり、正確な日時で届けられるため、製紙会社からも好評である。 |
4.日本紙パルプ商事(株)(JP)について
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・紙の専門商社。年商約4000億円。主として紙、板紙、パルプ、古紙及び関連商品の売買と輸出入を行う。 ・国内に東京本店のほか、大阪、名古屋、京都、福岡、仙台、札幌、広島に拠点を持つ。海外は、アメリカ、東南アジア、オーストラリア、欧州など世界13都市に拠点を持つ。 ・同社は近年、ペーパーリサイクルサポートシステムの提案や全国古紙回収ネットワーク構築など、古紙事業を積極的に展開しているが、古紙の再資源としての重要性に早くから注目し、その取扱いは30年以上に及んでいる。 ・1973年に古紙事業子会社紙パ資源(株)を設立、全店に古紙取扱い部門を設け、古紙事業に注力してきた。98年にはロサンゼルスのSafeshred(株)を買収。 ・99年よりオーストラリアで王子製紙、日商岩井、小学館と共同で植林事業に参画している。 |
【Q&A】
Q1: 日本への輸出が減った理由について
A1: 今やアメリカの古紙リサイクルが活発になり、国内でも古紙利用が増えてきた。日本でも行政回収が進み、古紙回収量が多くなり、段々と自給率が高まってきている。アメリカの紙・板紙は古紙の配合が少なく、木材繊維が多いため、パルプの代替として重宝がられた経緯がある。裁落物もパルプの代替にするために日本へ輸出していた。
Q2: 古紙の新用途開発について
A2: 建築用断熱材やパルプモールドなどの新用途に広く利用され始めているが、紙の原料としての需要が圧倒的に大きい。
Q3: カーブサイト方式による回収が拡大されると、古紙の供給過多が起こるのではないか。
A3: アメリカではまだまだ古紙の需要が高まりつつあり、カーブサイト方式のような行政主導による回収が進んでも問題ないとみている。
Q4: オフィス古紙のリサイクルは進んでいるか。
A4: アメリカ全域で、大手企業や自治体関係を始めとして、古紙のリサイクルと機密書類の処理事業はますます盛んになりつつある。
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◆CEP(経済優先度評議会) ◆ソロモン・スミス・バーニィ(SSB)
◆シェラトン・リッテンハウス・スクウェア・ホテル ◆ケラー&ヘックマン法律事務所(Keller
and Heckman LLP)
◆環境保護庁(EPA) ◆サンタモニカ市 ◆セイフ・シュレッド社 ◆インターフェイス社
◆ウォルマート社
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