環境の取り組み
トヨタは、開発・設計段階でリサイクル性事前評価システムを再構築し、本格的運用を98年3月から開始しました。この評価システムは、車両毎に部品設計段階と試作段階の2回にわたって評価するものです。評価は樹脂部品の材料の選択基準や取り外し性、液体抜き取り性など数百項目を対象としています。
具体的には、樹脂部品をリサイクルしやすくするために、国際規格に対応する材質マーキングを実施、特に大型の部品には解体裁断後でも識別できるよう複数箇所にマーキングを実施しています。またリサイクルし易い材料としてTSOP(トヨタスーパーオレフィンポリマー)を開発・採用し、樹脂の種類の統合化も進めています。また再生材料の使用については、使用済み自動車のシュレッダーダストの再生技術を独自に開発し、高性能防音材RSPPをフロアサイレンサーなどに採用。また販売店回収バンパーから再生した樹脂を一部の部品に採用しています。
鉛、水銀、カドミウム、6価クロムの使用量を低減し、業界目標を達成しています。