環境の取り組み
→ 導入している規格名 ISO14001
1992年制定の「Honda環境宣言」以降、商品ライフサイクルの各段階でリサイクルと、資源、エネルギーの節約に努めています。設計段階では資源有効利用促進法で求められている3R設計【(1)リユース・(2)リデュース・(3)リサイクル】と一致する取組みを展開しています。
(1)では、再生部品や中古部品として利用されるパワーステアリングギヤユニットやコンビランプユニットなどの耐久性を高めると共に、取り外し易い構造としています。(2)では、防音部品や樹脂部品の小型軽量化を行い、金属材料だけでなく樹脂材料の使用量低減にも努めています。またエンジンオイルやクーラント液の耐久性向上による交換時期の延長や、エアコン冷媒量低減なども行なっています。(3)では、内・外装部品を取り外し易い構造とすると共に、材料統合にも努め、リサイクルし易い材料(ポリプロピレンなど)の適用を拡大してきました。また樹脂、ゴム部品への材質マーキングも徹底しています。
Hondaは、国内生産モデルについて、自工会で自主削減目標が定められている重金属4物質を、2005年末までに削減することを目標に掲げ、取り組んできました。
現在、4物質とも、全モデルにおいて、自工会の自主削減目標を達成しています。
【自工会自主削減目標】
鉛 : 2006年1月以降 96年比1台当たりの使用量1/10以下
水銀 : 2005年1月以降 一部※2を除き使用禁止
六価クロム : 2008年1月以降 使用禁止
カドミウム : 2007年1月以降 使用禁止
Honda は、紛争地域での武装勢力の資金源や人権侵害などの不正に関わる紛争鉱物を使用しないコンフリクトフリーをめざすことを方針とし、国内外 の業界団体やサプライヤーと連携しながら紛争鉱物問題の解決に向けて取り組んでいきます。 また、サプライヤーとの間では、紛争鉱物への対応を含む CSR 活動に関する要請事項を記載した「Honda サプライヤーサステナビリティガイドライン」 を共有し、当ガイドラインに沿った調達を推進しています。