環境の取り組み
→ 導入している規格名 ISO14001
『環境ビジョン2050』と『マイルストーン2030』
スズキは2020年に、気候変動緩和、大気保全、水資源保全、資源循環に関して2050年に向けた羅針盤となる「スズキ環境ビジョン2050」、道標の「マイルストーン2030」を定めました。事業活動から生じる環境影響を「小さく」「少なく」し、地球環境に与える負荷を「軽く」していくこと。さまざまな環境課題の解決に費やす時間を「短く」すること。そして。地球がいつまでも豊かで「美しく」あること。スズキの「小少軽短美」の理念にもとづき実現を目指します。
●気候変動緩和の目標
【スズキ製品から排出するCO2】Well to Wheel※で新車四輪車が排出するCO2を、2050年までに「2010年度比90%減」、2030年までに「2010年度比40%減」を目指す。
※自動車走行時に直接排出されるCO2に、燃料の採掘、精製、発電段階で排出されるCO2を加える考え方
【事業活動から排出するCO2】事業活動から生じるCO2を販売台数あたり原単位で、2050年までに「2016年度比80%減」、2030年までに「2016年度比45%減」を目指す。
●材料リデュースを目指した設計
スズキは、「小・少・軽・短・美」の方針のもと、徹底した使用材料の低減・軽量化に取り組み排出量削減(リデュース)を推進しています。
たとえば、2020年12月発売の乗用車「ソリオ」では、フロント/リヤバンパーやラジエータグリル、フロント/リヤフェンダーライニングの薄肉化を実施しています。
●リサイクル可能な樹脂材料の採用
インストルメントパネル、ドアトリム、ピラートリム、バンパー等の内外装部品にリサイクル化し易い樹脂部品を採用しています。
日本国内で販売するスズキの自動車はすべて、環境負荷物質である重金属4物質(カドミウム、六価クロム、鉛、水銀)が含まれた自動車部品・材料の使用禁止・削減に関する業界目標を達成しています。また、これら4物質に加えて、法律により使用が禁止・制限された化学物質を含む環境負荷物質の含有量の管理を、自動車業界向け材料データ収集システムのIMDS (International Material Data System)を活用した環境負荷物質管理システム(SIDIS:Suzuki IMDS Data Inhouse System) により実施しています。
さらにスズキは、「スズキグリーン調達ガイドライン」に基づき、サプライヤー様と協力して環境負荷物質管理体制を構築することで、今後規制が予定・予想される物質の削減・代替推進に取り組んでいます。
「スズキお取引先様CSRガイドライン」(2016年9月発行)にて、お取引先様へ下記の取り組みをお願いしております。
● 人権侵害などの原因となる紛争鉱物※の不使用
人権侵害などの原因となる紛争鉱物を原材料に使用しないことを目指し、状況の把握と適切な対応に努める。
※紛争地域において武装勢力の資金源に供される鉱物など
(以上、ガイドライン「4-2.人権・労働」から抜粋)
スズキお取引先様CSRガイドライン:
https://www.suzuki.co.jp/about/csr/green/guideline/pdf/csrguideline.pdf