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GPN会長からのメッセージ「東日本大震災から1年。被災地の復旧、復興を目指して」
平成23年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震に対する「GPN会員及びご家族の皆様へ」と題した緊急会長メッセージを3月16日に出しました。個人的なことですが、3月11日から半年の間の新聞を未だに捨てることができないでいます。片方一年もたった今頃になって初期の段階でメルトダウンが起こっていたことなど「不都合な真実」が次々と明るみに出、国民は真実を全く知らされずにいる始末です。
GPN設立の趣旨は、持続可能な社会の構築にあります。私たち購入者は必要性を十分に考えた購入を心掛け、環境に与える負荷ができるだけ小さい製品の優先的購入(グリーン購入)を進めてまいりました。しかしどんなに省エネ製品を積極的に購入しても、特に家庭の電力・エネルギー消費量は1990年比で20%以上も増えているのが現実です。その結果不適切なエネルギーに依存した持続不可能な日本社会は、東日本大震災と福島原発事故で私たちの社会や暮らしのシステムがいかに脆弱であったか思い知らされたはずです。震災が明らかにした私たちの不都合な真実に目を瞑り続けながら、もはや耳障りの良い「絆」を言葉だけで語ることは「3.11」で亡くなられた多くの犠牲者を冒涜するものであると考えます。そのためにもGPNは持続可能な社会を求めるグリーン・コンシューマーの「知る権利」「安全を求める権利」「選ぶ権利」そして「意見が聞き届けられる権利」を率先して代弁していくことが使命であると考えます。
この一年GPNは、短期、中長期の視点から被災地を支援する必要があると考え、「東日本大震災・GPN応援プロジェクト」を立ち上げ、被災地の復旧、復興に向けた取り組みを行っております。これらの取り組みに賛同し、積極的にご参加いただいたGPN会員団体の皆様をはじめ、関係者の皆様には改めて御礼申し上げますとともに、引き続きご支援のほどよろしくお願い申し上げます。
2012年3月9日
グリーン購入ネットワーク(GPN)
会長 中原秀樹