パーム油は主要生産国であるインドネシア・マレーシアにおいて、森林破壊や人権侵害の問題が指摘される原材料です。

近年、そうしたサプライチェーン上に存在する環境面・社会面の課題が問題視されることが増えてきており、欧米を中心として世界的にも「持続可能な調達」が当然になってきています。日本でもイオン株式会社や日本生活協同組合連合会など流通企業を始めとして、様々な分野の企業がパーム油の持続可能な調達に取組む方針を発表しています。

RSPO（持続可能なパーム油のための円卓会議）は、持続可能な調達を実現するためのツールとして、現在世界的に利用されている認証制度となります。
2016年より、定期的に東京において「パーム油ワークショップ」を開催し、200名を超える皆さまにご参加いただいておりますが、この度初めて大阪においても同様のワークショップを開催することにいたしました。

パーム油の調達についてどのように考え、どう進めていけばいいのか、基本的な考え方を共有いたします。また持続可能なパーム油の調達を具体的に考える際にご参考としていただくため、RSPOの具体的な解説や、社内での進め方、といった点について既に実施している企業様からの事例を含めて共有いたします。ぜひご参加ください。

■日程・場所
2018年6月1日（金）13:30～16:00（開場13:00）
イオンコンパス大阪駅前会議室 RoomA

■対象
パーム油購入企業の担当者（調達、企画、CSRなど）40名

■参加費
無料

■プログラム
1．ご挨拶（5分）    WWFジャパン
2．パーム油利用のリスク（15分）
アブラヤシ生産現場の問題点と世界的な動向    WWFジャパン
3．パーム油関連情報共有（10分）
オリンピックやパーム油発電など最新の動向を紹介    グリーン購入ネットワーク（GPN）
4．企業事例紹介：持続可能なパーム油への取り組みと課題（15分）
・取り組みの背景
・現時点の課題、苦労した点    サラヤ株式会社
5．質疑＋休憩（20分）    
6．認証パーム油への取組手順（30分）
認証制度とは？（RSPO：持続可能なパーム油のための円卓会議）の仕組み、加盟方法などの説明。
RSPOクレジットについて　など　株式会社Control Union Japan（認証機関）
7．パーム油相談会（60分）
パーム油に取り組みたい、現状把握したい、と思っても何から手を付けていいのか分からないことが多くあると思います。本ワークショップでは、まず目指すべき方向性を共有しながら、全体の業務の流れをイメージし、自社で使用しているパーム油の量やサプライヤーのチェック方法などについて共有する予定です。
持続可能なパーム油に関する質問に実際に取り組みを行っている企業の担当者も参加予定ですので、なんでもご相談ください。
（例）
・パーム油の使用量について
・既に取り組んでいる企業の動向について
・サプライヤーへの協力依頼について
・パーム油のリスクについて    
    
■参加申込
申込フォーム「6/1 パーム油ワークショップin大阪」からお申込みください。
＊先着順で受付いたします。
＊セキュリティ等の理由でアクセスできない場合は、①氏名、②社名＋部署名を記載の上、下記までメールください。

■お問合せ先：WWFジャパン自然保護室　南明紀子
aminami☆wwf.or.jp（☆を半角@に変える）