グリーン購入ネットワーク（GPN）は、SDGsの評価や課題整理に向けて、持続可能な調達アクションプログラムの登録受付を開始しました。

>> 持続可能な調達アクションプログラム　概要（PDFファイル）

>> 評価チェックリスト（無料ダウンロード）を希望の方は、このフォームからお申し込みください。
お申し込み後、評価チェックリスト（Excel）をダウンロードできます。

 

■持続可能な調達アクションプログラムとは
国連が2015 年に定めた持続可能な開発目標（SDGs）における目標12（持続可能な消費と生産パターンの確立）やUNEP が推進するプログラム（持続可能な公共調達プログラム）、ISO20400（持続可能な調達）、東京オリンピック・パラリンピック2020 大会における持続可能な調達の実施等、調達を通じて持続可能な社会の構築につなげるための仕組みや取り組みが広がってきています。
持続可能な調達アクションプログラムは、環境面への配慮に加え、人権・労働等の社会面等へも配慮された製品やサービス等の購入（持続可能性を考慮した購入）を推進するために、事業者が自社の取り組みと自社の製品・サービス、さらにはサプライチェーンにおける環境面及び社会面の取り組みをセルフチェックするプログラムになります。

このプログラムはチェックリスト方式によるSDGsなどの課題整理ツールとしても役立ちます。

■アクションプログラムに参加するメリット
1.自社の環境・社会面の取り組み度を客観的に評価できる
2.評価結果で自社の課題が明確になる
3.東京2020オリンピック・パラリンピック調達基準への達成度を確認できる
4.SDGsの取り組みに着手できる


■アクションプログラムの参加方法
参加受付： ダウンロード申し込みフォーム に入力・送信
STEP1：評価チェックリスト（Excel）をダウンロード
STEP2：評価チェックリストに自社の取り組みを入力
STEP3：記入した評価チェックリストをGPN事務局へメールで送付
STEP4：GPN事務局から評価結果を送付（11月以降、順次対応）
GPN会員：評価結果の送付は無料となります。

 

■評価チェックリストのダウンロード方法
評価チェックリストのダウンロードを希望の方は、このフォームからお申し込みください。
お申し込み後、評価チェックリスト（Excel）をダウンロードできます。


■評価チェックリストの概要
・5つの大項目（ア～オ）から構成されています。
[ア] 企業情報
[イ] 自社のグリーン購入の取り組み
[ウ] 自社の環境面・社会面の取り組み
[エ] 自社の製品・サービスに関する環境面、社会面の取り組み
[オ] サプライチェーンへの取り組み
・中項目（Ａ～Ｇ）では、欄に対応するSDGsのアイコンを記載しています。
・回答いただく小項目には３つの選択肢があり、取り組み度に応じて配点しています。
・「オリパラ調達コード」と関連する小項目は、当てはまるコードの番号を記載しています。


■今後の展開
参加事業者数が増えた段階にて、評価チェックリストに沿った取り組みを伸ばすための研修会を企画する予定です。研修では、環境面や社会面に取り組む意義やビジネス上のチャンスやリスク、各項目の取り組みを導入するためのポイントや事例を紹介いたします。


■深津 GPN事務局長のコメント
GPNでは2016年6月に環境通信簿（仮称）TGを設置し、更なるグリーン購入の普及促進に向け、企業や団体が自らのグリーン購入や環境経営の取り組み度を測る仕組みを検討して参りました。当初は環境系経営全般を意識して評価項目を検討していましたが、SDGsやパリ協定などの地球的な課題をふまえ、持続可能性を考慮した調達のための仕組みを構築することと致しました。
取引先からの取り組みの確認や要請、東京2020オリンピック・パラリンピック調達基準への対応、SDGsの目標に沿った取り組みなど、何から手を付ければ良いのかと考えている事業者の方も多いのではないでしょうか。持続可能な調達アクションプログラムは、評価チェックリストをセルフチェックすることで自社の取り組みを客観的に評価でき、伸ばすプログラムです。
「持続可能な調達」という言葉に、まだ遠い存在と捉えられる事業者の方も多いと思いますが、サプライヤーへの確認や要請は近年ますます重要視され、本プログラムと同様の取り組みを求められるケースが増えてきています。本プログラムではチェックリストの回答に対するフィードバックだけではなく、参加事業者の事例紹介や研修の企画も検討し、準備を進めていますので、積極的にご参加ください。


■お問い合せ
グリーン購入ネットワーク（GPN）事務局　担当：竹内・深津
TEL.03-5642-2030　E-mail：gpn☆gpn.jp（☆を半角＠に変える）