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【講演・発表】2019年度 横浜市立大学寄付講座(全12回)がスタート!GPN事務局長が講師を務めました

グリーン購入紹介2019-10-08

横浜グリーン購入ネットワークが横浜市立大学との連携で実施している寄付講座 。2019年度がスタートし、グリーン購入ネットワーク(GPN)は、第1回(10月3日)を担当させていただきました。
事前に70部の資料が必要と聞いていましたが、当日はそれを上回る90名の学生さんが受講してくださりました。

GPNからは、毎年、地球環境問題とグリーン購入のつながり、グリーン購入の意義や効果、今日からできるグリーン購入として、身近なグリーン購入の例、国や自治体・企業のグリーン購入の現状等をお話しています。毎年講義内容を少しずつ変えていますが、今年度は2つの動画を紹介しました。

Nature Is Speaking(CONSERVATION INTERNATIONAL)

一刻の猶予も無い地球温暖化について一言 【せやろがいおじさん】グッとラック!


■グリーン購入の取り組みを調べる
講義は40分ほどに留め、後半は学生さんに、自分のスマホやモバイルパソコンを使って、以下のうち、2団体のグリーン購入の取り組みを調べ、発表いただきました。
①自分の出身自治体(市町村)
②横浜市立大学
③自分のアルバイト先
④就職活動で気になっている企業・団体

グリーン購入では、自治体のグリーン購入ランキングを実施し公表していますが、学生の皆さんは、自分の出身自治体のグリーン購入を調べる機会もないことから、いつも興味を持って調べてくださっています。方針の策定や実績の公表がきちんとできていることに驚いたという意見や、実績が公表されておらずがっかりしたという感想も聞かれました。
このワークは、自分のつながりのある団体(①~④)のグリーン購入を調べることにより、個人だけでなく大学や企業、自治体等、様々な団体がグリーン購入に取り組んでいる(中には取り組んでいない)ことを知り、グリーン購入が身近な存在になってほしいと考えて実施しています。また、数年後、大学を卒業し、就職して社会に出る学生さんにとって、③自分のアルバイト先や④就職活動で気になっている企業・団体のグリーン購入を知ることにより、企業や団体を見る視点を増やしてほしいと考えています。

受講した学生さんからは、アース・オーバー・シュート・デーをはじめて知って驚いたという感想や、動画が衝撃的でとても心に残ったという意見がたくさん聞かれました。また、これからの生活の中でグリーン購入に取り組みます、という決意表明も多く見られ、学生さんの心の中にグリーン購入の種を植えられたかなと感じました。

(学生さんからの感想(一部抜粋))
・途中の動画は二つとも衝撃的で、CM等でぜひ流してほしいと思いました。
・地球にアフレコをした動画がとても印象的でした。地球を汚染しても地球が生き物を見放すだけ、というのが当たり前だけど恐ろしいと思いました。
・夏休みにフランスに行ったのですが、その時に洗剤の詰め替え等は大きなボトルが店内にあり、そこから各自必要量を入れていくという方法をとっていました。日本では洗剤はプラのパックに入って売られていますが、プラごみが増えるので、フランスのようになったらいいのにな、と思いました。
・自分の地元の自治体のグリーン購入実績を調べてみると、特に紙類分野において取り組みが行われていることが分かりました。しかしその一方で、紙類以外の物品においても、より具体的なデータが明示されていればより良かったのではないかと思いました。また、県内の他の自治体に比べてグリーン購入に関する目標やルールが少なかったように見られてので、今後はさらにこれらの活動に力を注いでほしいと感じました。
・アルバイト先企業のホームページに「CSR」の文字がなくてとてもショックでした。それなりに紙を使っているので環境への配慮は不可欠だと思うのですが…。「グリーン購入」という視点で企業を見ると、また評価が変わるのだと思います。
・自分の地域や大学の詳細を調べることで、その大切さを学ぶことができた。しかし、私の地元では取り組みはしているが、実績を把握していないということは大きな問題であると思う。結果を知り、その結果を活かしていくことが今後重要になると思う。
・調べ学習についても、今まで調べようと思ったことがなかったので、とても参考になりました。特に就職活動で気になっている企業については、多くの温暖化対策についての取り組みや実績があり、今後の就活では、このような点も参考にしながら企業を選びたいと思いました。
・講義内でも話がありましたが、日本の食品ロスの問題も大きな課題であると感じています。わざわざ輸入しているにも関わらず、それらを捨ててしまうということは本当にもったいないですし、助かる命も助からないと考えています。この問題を改善していくために、食べ残しをしないような買い出し、地産地消の発展、推進を各地域が行っていくことが大切であると思います。

 

 
(参考)2019年度横浜市立大学寄附講座スケジュール
第1回:10月3日(木) グリーン購入ネットワーク
第2回:10月10日(木) 株式会社野毛印刷社
第3回:10月17日(木) 生活協同組合ユーコープ
第4回:10月24日(木) 株式会社大川印刷
第5回:10月31日(木) 横浜市資源リサイクル事業協同組合
第6回:11月14日(木) 株式会社湘南貿易
第7回:11月21日(木) 株式会社タカヤマ
第8回:11月28日(木) プリンス電機株式会社
第9回:12月5日(木) 株式会社トライフ
第10回:12月12日(木) 東洋電機製造株式会社
第11回:12月19日(木) 株式会社ファンケル
第12回:1月9日(水) シーバイエス株式会社

(参考)横浜市立大学寄付講座報告書(2017年度)

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