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【著書紹介:GPN代表理事・伊坪徳宏氏】「SDGs 時代の環境評価―ライフサイクル評価からわかること―」

グリーン購入紹介2024-03-12

グリーン購入ネットワーク(GPN)は、「持続可能な調達(消費と生産)の推進を通じて脱炭素、SDGs、サーキュラーエコノミーの実現に貢献する」という方針のもと、セミナー・コラム等を通じて、サステナビリティの様々なテーマの情報発信に取り組んでいます。
今回、GPN代表理事の伊坪徳宏氏(早稲田大学 創造理工学部環境資源工学科 教授)より著書について、情報提供をいただきましたので、GPN会員の皆さまに共有させていただきます。

◇書籍:SDGs 時代の環境評価―ライフサイクル評価からわかること―




◇内容紹介
2015 年9 月のSDGs 採択、12 月のパリ協定採択以降、あらゆる産業をリードする企業が環境を企業経営の中心課題とし、2020 年のESG 投資は35.3 兆ドルで、4年前から55 %増加。GXはDXと並んで企業の代表的な成長分野である。国連のガイド『SDG Compass』には、SDGs 導入のプロセスとして5 つのステップが示されており、各ステップの間をつなげていく役割として、ライフサイクル影響評価(LCA)が非常に有用なツールであることを伝えている。そのためLCA の実施は今やブームとなっており、LCA 研究の論文数も年間6,000 件を超え、膨大な情報がすでに世の中に公表されている。本書では脱炭素技術として注目される分野を取り上げつつ、各産業で今LCA 研究がどのようなメッセージを我々に提供しているのかを整理する。

◇目次
第1章 LCA の意義 ─ SDGs の実質化─
1‒1 SDGs 導入のための5 つのステップ
1‒2 同時解決性とコレクティブインパクト
1‒3 LCA の原理原則
第2章 電気自動車とリチウムイオン電池 ─ 使用重視から再生重視へ─
2‒1 高まるLCA への期待
2‒2 LCA を義務化した欧州政府
2‒3 欧州委員会の「自動車LCA 報告書」を読み解く
2‒4 欧州の基準は妥当か
2‒5 自動車LCA の国際比較
2‒6 EV の将来性
2‒7 EV の評価の肝は「電池」
2‒8 電池は資源に左右される
2‒9 自動車の資源フットプリント
第3章 農産物と食品のLCA
3‒1 目標達成にはメタン削減が不可欠
3‒2 食生活が地球に与えるインパクト
3‒3 牛肉や土地改変による環境負荷
3‒4 環境と健康にメリットのある代替肉
第4章 プラスチックの環境影響
4‒1 化学品で優先すべき環境問題
4‒2 プラスチックのLCA
4‒3 生分解性プラスチックと植物由来プラスチック
4‒4 プラスチックのリサイクル
4‒5 プラスチックを紙に代替する効果
4‒6 プラスチック汚染の影響評価
第5章 「負の排出」ネガティブエミッション技術のLCA
5‒1 なぜネガティブエミッションが必要なのか
5‒2 有望なネガティブエミッション技術はDAC とBECCS
5‒3 DAC の課題と展望
第6章 戦争と環境影響
6‒1 ウクライナは人口の9 割が貧困状態に
6‒2 過去の戦争から見る環境影響
6‒3 気候変動が戦争を引き起こす


◇書籍:SDGs 時代の環境評価―ライフサイクル評価からわかること―
著者名 伊坪 徳宏 著
発行元 丸善出版
発行年月日 2024年01月
ページ数 188ページ

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