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【調査業務】株式会社ファンケルとの協働による持続可能な調達の推進に向けたサプライヤーの調査・評価を実施

GPN活動報告2023-06-01

グリーン購入ネットワーク(事務局:東京都千代田区 会長:梅田靖)は、GPN会員団体で、化粧品・健康食品を製造、販売する株式会社ファンケル様から委託を受け、「ファンケルグループ持続可能な調達基本方針」・「お取引先様(サプライヤー様)ガイドライン」の遵守状況実態調査を実施しました。

株式会社ファンケル様は、2018年2月に「ファンケルグループ持続可能な調達基本方針」を策定し、2020年1月には、お取引先様の「持続可能な調達に関する取り組み状況」を約100社にアンケート調査を行いました。その後、2021年1月に、「ファンケルグループ持続可能な調達基本方針」を改訂し、新たにお取引先様に準拠していただきたい行動指針「お取引先様(サプライヤー様)ガイドライン」を策定しました。
今回、GPNでは、2019年度の調査に引き続き、株式会社ファンケル様から委託を受け、サプライチェーン上のリスクを把握するために「お取引先様(サプライヤー様)ガイドライン」遵守状況のアンケート調査業務を対応いたしました。


<調査概要>
1.調査目的
ファンケルグループ「お取引先様ガイドライン」に沿った取り組み実態を調査し、改めての方針の周知と取り組みの徹底に向けた対応策を検討するための基礎資料とすることを目的として実施しました。

2.調査対象と調査方法
調査対象:458社
調査範囲:1次サプライヤー、及び、主力製品については海外を含む2次サプライヤー
調査時期:2022年9月14日(水)~2022年11月14日(月)
調査方法:株式会社ファンケルが取引先にメール、もしくはFAXで調査を依頼

3.調査項目
調査項目は「ファンケルグループ持続可能な調達基本方針」ならびに「お取引先様(サプライヤー様)ガイドライン」で求められる取り組みを基に、グリーン購入ネットワーク(GPN)の「持続可能な調達アクションプログラム 評価チェックリスト」を参考の上、55問の構成とした。


■深津学治GPN事務局長のコメント
今回、株式会社ファンケル様より2019年度に引き続き、2回目となるサプライヤー調査の業務について委託を受け、「お取引先様(サプライヤー様)ガイドライン」等に基づいた、サプライチェーン上の環境面、社会面のリスク管理・把握を目的とした調査・評価を行いました。
結果は調査を依頼したすべてのお取引先様に報告され、組織として様々な取り組みが要求されるなかで、ファンケル様のサプライヤーの皆さまは、着実に取り組みを深められていると感じました。また、前回の調査では、主要取引先を対象とした1次サプライヤーに絞ったものでしたが、今回は、調査範囲を拡大し、2次サプライヤーを含む形で調査を実施いたしました。
「持続可能な調達」を推進する上で、サプライチェーンの上流にどこまで遡った調査ができるかという点は、多くの企業で課題といえます。外部のプラットフォーム(あるいは評価機関)を活用することも方法ですが、根本にあるのは、2次、3次、最上流と、サプライチェーン上の取引先との密な情報共有、連携だと思います。そのため、調査で終わるのではなく、結果に基づいた支援、研修機会の提供等の情報を届け、協働を促すアプローチは重要だといえます。
GPNは今後も、ファンケル様と協働しながら地球環境や人権、労働等に配慮した「持続可能な調達」の実現を目指してまいります。

■参考
ファンケルグループ持続可能な調達基本方針

ファンケルとの協働による「持続可能な調達アクションプログラム」を活用したサプライヤーの調査・評価を実施(2019年度)

■お問い合わせ
グリーン購入ネットワーク(GPN)事務局 担当:竹内、深津

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