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GPN会員の皆さまへ 梅田会長からのメッセージ

GPNからのお知らせ2023-04-05

グリーン購入ネットワーク(GPN)
会員団体の皆さま

グリーン購入ネットワーク(GPN)会長の梅田です。
会員団体の皆さまからのご支援により、GPNは28年目を迎えることができました。会員団体の皆さまには、日頃よりGPNの活動にご協力いただき、改めて感謝申し上げます。

新型コロナウイルス感染症の拡大も落ち着きを見せ、日常生活やビジネスにおいても、テレワークやオンラインを活用した新しい生活様式を維持しつつ、コロナ前を取り戻しつつあるように思います。電車の中には、期待に胸を膨らませた初々しい新入生や新社会人が多くみられます。
地球環境問題やサステナビリティへの取り組みに目を向けると、2022年の世界のエネルギー関連のCO2排出量が368億トンと過去最高を記録する一方、EUでは、気候変動対策と生物多様性の保護のため、森林破壊関連品の販売を規制する規則案がまとまり、合成燃料を利用する場合に限定して2035年以降もエンジン車販売を販売する法案も最終承認されました。人権に配慮した経済活動を目指す動きでは、日本国内でも、国が発注する公共調達で、入札に参加したり契約を交わしたりする企業に対し、人権を尊重した取り組みを求める等、動きが広がっています。
これらのダイナミックな社会動向を的確にとらえ、効率的に環境負荷を削減するために、「購入(調達)」の活用に注目が集まってきています。電力由来のCO2排出を削減するために、再エネ電力の調達を推進・拡大しようとする企業・地方自治体の数は年々増えていますし、カーボンフットプリントやカーボン・オフセットの取り組みを後押しするために、2023年度のグリーン購入法基本方針にも盛り込まれました。

GPNは、持続可能な調達やグリーン購入の実践を通じて持続可能な社会の構築を目指す企業・行政・NPO・研究者等の幅広いネットワークであり、持続可能な社会をつくるために、会員団体や地域ネットワーク、多くのステークホルダーとのパートナーシップを実践しています。短期的なコストアップへの対応やBCP(Business Continuity Planning)の策定と実践、気候変動や資源循環、生物多様性保全等の社会課題への取り組みを両立させることは大変困難ではありますが、この大きな課題に取り組むには、一人で取り組むのではなく、ノウハウや事例等の共有(ナレッジシェア)と協働する仲間づくりが重要で、GPNはまさにそのネットワークとしての役割を担っています。
GPNは2023年度も「持続可能な調達(消費と生産)の推進を通じて、カーボンゼロ、SDGs、サーキュラーエコノミーの実現に貢献する」という方針とともに、「知る・学ぶ機会」、「実践・PRの機会」、「環境と社会に配慮した製品・サービスの情報を得る機会」、「社会等への情報発信・提言」という4つの観点から、事業計画をつくりました。
2023年度も会員団体の皆さまと一緒に活動できることを楽しみにしています。今年度も引き続き、ご支援・ご協力をよろしくお願い申し上げます。

2023年4月1日
グリーン購入ネットワーク(GPN)
会長  梅田 靖

参考)2023年度事業計画

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