災害備蓄用品購入ガイドライン 第一次案の公表と意見募集
グリーン購入ネットワーク(GPN)は、災害備蓄用品のグリーン購入ガイドラインの案を作成しました。
本案に対してご意見・ご提案のある方は、6月19日(金)までにGPN事務局へメールにてご連絡ください。意見募集期間中に寄せられた意見を考慮し、必要な修正を行った上で、2026年度の理事会にてガイドラインを策定する予定です。
■意見募集を行うグリーン購入ガイドライン
・GPN-GL23「災害備蓄用品購入ガイドライン」(第一次案)
■災害備蓄用品グリーン購入ガイドラインの特徴
発災後72時間の初動期に生命維持・衛生管理・感染症防止のために最低限必要と思われる物資をA群、72時間以降も避難所等で必要となる物資をB群とし、幅広い品目を対象としています。
1.原材料における環境配慮
再生材や森林認証を取得した紙製品、バイオマスプラスチック製品など、容器包装や、製品自体の原材料で環境配慮を行う製品の普及促進が必要との考えから、ガイドライン項目に設定しました。
2.長期使用・保存
使い捨ての商品ではなく、繰り返し使用可能な商品については、より長期間使用が可能な製品を選択することで、省資源やごみの削減につながります。賞味期限や使用期限が明記されていない災害備蓄用品でも、製品が劣化することや、推奨される買い替え時期があります。災害備蓄用品は、断水時の衛生面の確保の観点から、使い捨ての商品を多く購入する機会があります。避難所で使用する備蓄用品など、普段使用しない製品については、使い捨ての商品であっても、包装などが長期間劣化しない設計のものを購入し、入れ替えを行う頻度を減らせる工夫を施すことで、ごみの削減につながるという観点からガイドライン項目に設定しました。
3.廃棄時のごみの量が少なくなる工夫
災害時は断水のため、使い捨ての製品を使用する機会が多いうえに、ごみの収集が通常のように行えない状況が想定されます。詰め替えできたり、繰り返し使用できたりする製品、さらには、廃棄時に容器や包装を圧縮して容量を削減できるように設計された製品をできるだけ選ぶことが望ましいため、ガイドライン項目に設定しました。
4.素材ごとに分別し、リサイクルしやすい設計
災害発生後は、大量のごみが発生しますが、ごみの収集、焼却は通常通り行えません。災害備蓄用品を使用後に、素材ごとに分離・分別し、資源として再利用できる製品を選ぶことで、廃棄物の発生量を減らすことができます。正しく分別したうえで廃棄することが、多くのごみのリサイクルにつながります。災害備蓄用品でも、今後は素材ごとに分別し、リサイクルしやすい設計の製品が販売される可能性がありますので、ガイドライン項目に設定しました。
5.廃棄前の製品や使用済み製品などの回収、再資源化、製品入れ替えのしくみ
賞味期限が切れた災害備蓄用品を大量に廃棄することを減らすため、製品購入の際は、賞味期限の通知や回収、寄付サービスを行っている事業者であるかを確認することがポイントとなります。災害備蓄用品の製造事業者による、飲料水・非常食などの賞味期限を通知するサービスや、賞味期限が近付いた際に入れ替えを行い、回収後の製品を寄付するサービスがあります。さらに、販売事業者が、製造事業者に関わらず、更新や入れ替え時に発生する、不要となった既存備蓄品を有効活用するというサービスもあります。上記のサービスは、社会貢献活動にも同時につながりますので、ガイドライン項目に設定しました。
6.製品の管理方法や環境配慮以外の選び方のポイントの解説
「その他の考慮事項」という欄を設け、フェーズフリーやローリングストックなど、災害備蓄用品の運用に関する用語解説を記載し、購入後の適切な管理・保存方法について解説しています。さらに災害用トイレについては、災害用トイレの種類について画像を使用しながら使用状況に適した製品選択の重要性を解説しています。
参考)現行のグリーン購入ガイドライン
https://www.gpn.jp/guideline/
■今後の予定
~2026年6月19日
蓄電システム購入ガイドライン案、災害備蓄用品購入ガイドラインの公表、意見募集
2026年7月 必要な修正を委員会で行った後、GPN理事会にて審議、承認
2026年9月 新ガイドラインに沿った商品情報を「エコ商品ねっと」に掲載
【お問合せ】グリーン購入ネットワーク(GPN)事務局(担当:石坂、深津)
E-mail:gpn☆gpn.jp(☆を半角@に変える)