【案内】東京都市大学 伊坪研究室「2022年度研究成果報告会」(2/24オンライン)
グローバルリスクはCOVID-19からロシア・ウクライナ侵攻に伴う地政学リスクへとシフトする一方で、エネルギー・食・価格高騰といった複雑化する現在のリスクと長期にわたる気候変動リスクを同時に対応していくことが求められます。科学的なアプローチで定量的に、かつ、包括的に分析を行うLCAの重要性は益々高まっています。伊坪研究室では、今年もLCAの開発、活用に向けた研究を産官学連携の下で実施してきました。
今年度も、学部3年による事例研究成果発表会を開催します。コロナウイルス感染予防のため、ハイブリッドでの開催とします。学生は東京都市大学横浜キャンパスで発表しますが、オンラインを通して発表の様子を関係者の皆様に公開いたします。
今年の事例研究(3年)のタイトルは、触媒利用の最適化による再生PETボトルの環境影響の改善評価、フジロックフェスティバルのカーボンフットプリント、ベーカリでの実測データを用いたパンの評価、について検討しました。ポスターセッションでは、4年生、大学院生(修士、博士)の研究テーマの概要を紹介します。いずれも日本LCA学会にて発表予定です。
【開催概要】
日時:2022年2月24日(金) (8:45開場)9:00~12:00
場所:オンライン(zoom)
お申込み:2月22日(水)までに下記メールアドレスまで、1)氏名、2)所属、3)メールアドレス、4)研究成果発表会への参加有無を記入の上、メールアドレス(itsubo.student☆gmail.com )に送信ください(☆を半角@に変える)。zoomIDを送付いたします。
■当日プログラム(予定)
第一部(事例研究発表会(3年生))
9:00 伊坪先生挨拶
9:15 「GS触媒利用ペットボトルリサイクルにおける環境影響評価」
9:45 「FUJI ROCK FESTIVAL’22 の環境影響評価」
10:15 「実測データを用いたパンのCFP」
10:45 休憩
第二部(研究成果報告会)
11:00 ポスターセッション①
11:20 ポスターセッション②
11:40 ポスターセッション③
■ポスター発表
ポスターセッション①
・バガス和紙糸を用いた衣服のLCA 評価
・電気自動車の普及拡大に伴う環境・社会影響評価
・日本版廃棄物フットプリントのデータベースと影響評価手法の開発
・大阪万博プレイベントを対象としたカーボンフットプリント
・Life Cycle Cost Benefit Analysis of River Wall
・炭素繊維強化プラスチックのリサイクルを対象とした環境影響評価
・サッカートーナメントを対象としたカーボンフットプリント
ポスターセッション②
・輸入Tシャツを対象としたライフサイクル影響評価
・欧州電池規則の動向も踏まえたLib リサイクル
・ビッグデータと人工知能を活用した空調機のエネルギー分析
・DACCSの LCA
・農薬の環境排出量推定モデルの開発
・The Environmental Cost of Meat Plant based and Conventional
・画像解析と深層学習を用いた太陽光パネル発電量予測モデルの開発
・自動発注システムを活用した食品ロス削減の効果分析
ポスターセッション③
・Development of biodiversity damage assessment in LCIA with the expansion of impact categories
・多地域間産業連関分析を用いた自然資本評価
・観光サテライト勘定を用いたOECD 諸国における観光産業のカーボンフットプリント
・工場IoTを駆使したカーボンフットプリントの動的評価
・EVを用いたカーシェアリングの環境影響評価
・公益財団法人日本サッカー協会を対象とした組織全体の温室効果ガス (GHG 排出量評価)
・養殖サーモンを対象とした環境影響評価