「冷蔵庫」購入ガイドライン改定
グリーン購入ネットワーク(GPN)は、GPN-GL5「冷蔵庫」購入ガイドラインを改定いたしました。
詳細>> GPN‐GL5「冷蔵庫」購入ガイドライン(2017年1月31日改定)[PDF73KB]
■経過
「冷蔵庫」購入ガイドラインは、1998年に制定後、1998、2004、2007年に改定されています。前回の改定より9年が経過したため、内容の更新と点検を実施しました。
*2014年にも改定していますが、その際は「塩ビの使用」に関する軽微な修正のみでした。
■スケジュール
【改定案の検討】技術情報委員会にて担当
【意見募集】
意見募集期間:2016年10月27日(木)~11月24日(木)
告知方法:GPNホームページに掲載。一斉メールにて告知。
告知先:GPN会員、理事他
寄せられた意見:1団体
【改定案の理事会承認】2016年12月22日
【エコ商品ねっとでの情報公開】2017年3月末(予定)
■意見内容
【意見1】電機のCO2排出係数について、メーカーでは、業界団体の奨励値を採用しているがガイドラインは電気事業連合会の係数を使用しているためカタログと不整合が生じる。
【対応1】業界団体の奨励値に変更した。
【意見2】6つの特定化学物質の記載について見直しが必要。
【対応2】GPN技術情報委員会で見直した。RoHS指令の詳細については外部のWebサイトを参照するようにした。
■改定内容
今回の改定では、改定作業を効率化するため、以下の通り背景説明の簡略化の考え方を整理した。
・背景説明において長文は必要ない。
・背景説明では、現状の説明、ガイドライン項目の必要性を述べる。ガイドラインの中でできていないものがあればその理由を説明するようにする。
・地球温暖化のような大前提となる知識の解説は不要。
また、耐久消費財についてはバイオプラの適用に課題があり、取り組みが進んでいないため、バイオプラの情報提供を行わないこととした(耐久消費財でも、コピー機など、認定制度が活用されているものについては別途確認が必要)。
(1)対象範囲
冷蔵庫、冷凍庫
(2)ガイドライン項目
1)使用時の消費電力量が少ないこと
2)冷媒及び断熱材発泡剤にオゾン層破壊と地球温暖化影響の小さい物質を使用していること
3)長期使用を可能にするため、修理体制が充実していること
4)使用後に分解して素材のリサイクルがしやすいように設計されていること
5)再生プラスチック材が多く使われていること
6)鉛、水銀、カドミウム、六価クロム、特定の臭素系難燃剤(PBB、PBDE)を極力含まないこと
(3)エコ商品ねっと掲載条件について【新設しました】
グリーン購入法の対象となる品目については、グリーン購入法の基準を掲載条件とする。