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「持続可能な調達の日」を迎えて(3/21)

GPNからのお知らせ2022-03-18

調達の専門家や学者、実務家のための国際的なボトムアップの非営利組織であるSustainable Procurement Pledge(SPP)が3月21日を「持続可能な調達の日」と定めました。2021年にSPPがこの日を定めたため、2022年3月21日(月)が世界で初めての持続可能な調達の日となります。
グリーン購入ネットワーク(GPN)はSPPのこの活動に関係していませんが、持続可能な調達の日が設けられたことは大変喜ばしく、グリーン購入や持続可能な調達を推進する団体の一つとしてこの記念日を祝いたいと思います。

社会を構成するあらゆる主体がSDGsやカーボンニュートラルという大きな目標に向けて取り組む中、不安定な社会情勢から資源価格の高騰やエネルギーの安定供給・安全保障への注目が高まっています。短期的にはこれらの動きはサステナビリティに向けて逆風に見えますが、輸入エネルギーに頼らない再エネ電力を中心とした自立電源の増加や地産地消をはじめとする地域循環共生・経済圏の確立等、新たな持続可能な消費と生産の成功モデルを示し、温室効果ガスの削減やサーキュラーエコノミーの構築等につなげるチャンスとも言えます。そして、これらの取り組みに共通しているキーワードが「選択(購買・調達)」で、ノウハウや事例等の共有(ナレッジシェア)と協働する仲間づくりがポイントであることは言うに及びません。

GPNはこれまで、1,300団体を越える全国の企業・行政・団体・学識者等のネットワークを構築するとともに、「エコ商品ねっと」を通じてさまざまな製品やサービスの環境情報を収集・発信し、日本国内のグリーン購入の先駆的役割を担ってきました。2018年以降、環境面だけでなく社会面にも配慮した持続可能な調達に活動領域を広げ、表彰やセミナー、研修会等を通じて、脱炭素や資源循環、生物多様性の保全を促進する調達のベストプラクティスを発掘・伝播し、地方自治体や企業の取り組みを支援しています。

持続可能な調達といえばGPNと評価・支持されるよう、これまでの活動を顧みると同時に、活動のさらなる充実と仲間づくりに全力で取り組んで参ります。

2022年3月21日

グリーン購入ネットワーク(GPN)
会長 梅田 靖

参考)
持続可能な調達の日
Sustainable Procurement Pledge(SPP)

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