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【案内】研究論文「グリーン経済による地域活性化 ~佐賀市の『木になる紙』施策を中心に~」(西九州大学大学院 山口和海氏)
GPNは、地方や企業公共団体の担当者等を対象としたセミナーや研修会、シンポジウム等で、グリーン購入に取り組む意義や効果を話す機会が多くありますが、グリーン購入に取り組む上での課題の一つとして、取り組んだ効果が分かりにくい、というものがあります。
グリーン購入は、CO2や廃棄物削減等の環境保全効果はもちろんのこと、環境配慮製品を製造し、販売する事業者を応援することにつながり、地方自治体が推進する他の施策への相乗効果も期待されます。また、地方公共団体は、地域における大口の購入者であるため、地域経済の重要なポジションにあります。地域企業や住民への啓発効果も大きく、地方公共団体が率先して環境配慮型商品を購入することは、その開発と流通を促し、市場における普及拡大につながります。
佐賀市は2009年から間伐材を利用した「木になる紙」のグリーン購入に取り組み、第13回グリーン購入大賞(2011年度)では、地域の総合的活性化にも結びついている点で評価され、大賞・環境大臣賞を受賞しています。当時、佐賀市役所で木になる紙の導入を推進した山口和海氏が、研究論文としてグリーン購入の効果をまとめられています。論文の中では、佐賀市のグリーン購入の取り組みが、経済面、環境面の他に、教育面、雇用創出面、協働面等、多面的な政策効果をもたらしていることをまとめられています。
グリーン購入は環境保全や地域の経済振興等、課題を解決したり目標を達成したりするための有効な手段です。今回ご紹介した論文で触れられているように、多面的な効果をねらった、戦略的なグリーン購入に取り組んでいきましょう。
■論文 グリーン経済による地域活性化 ~佐賀市の『木になる紙』施策を中心に~
論文の閲覧・ダウンロードはこちらから(西九州大学ホームページ)
山口和海氏(西九州大学大学院 博士課程、佐賀市役所 環境部循環型社会推進課副課長 兼 総務係長)
■参考
「木になる紙」導入例・表彰(九州森林管理局ホームページ)
佐賀市役所インタビュー(林野庁ホームページ)