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「自動車」購入ガイドライン改定
グリーン購入ネットワーク(GPN)では、この度、GPN-GL9「自動車」購入ガイドラインを改定いたしましたのでご案内申し上げます。
GPNはグリーン購入基本原則を制定しており、購入ガイドラインの策定・改定時には、グリーン購入基本原則に沿って、環境面だけでなく社会面の配慮も盛り込むこととしています。今回の改定では、ガイドライン項目である植物原料のプラスチックまたは合成繊維について持続可能性の配慮に言及したほか、情報提供項目に紛争鉱物の排除や責任ある鉱物調達に関する取り組みを追加しました。
グリーン購入法の基本方針では、2021年度より、「乗用車」においては次世代自動車(電気自動車、ハイブリッド自動車、プラグインハイブリッド自動車、燃料電池自動車、水素自動車、天然ガス自動車及びクリーンディーゼル自動車)であること、ただし、内燃機関を有する自動車の場合は一定の排出ガス基準及び燃費基準値を満たすことを判断の基準に定めています。
これに対し、GPNは、市場における次世代自動車の導入状況や、グリーン購入法適合車種が一時的に減少して価格の高い車種に限定されることを勘案し、グリーン購入法が示す排出ガス基準及び燃費基準値を満たしているガソリン乗用車についても当面は掲載することが「エコ商品ねっと」の役割であると考え、「エコ商品ねっと」掲載条件を設定しました。
詳細>> GPN-GL9「自動車」購入ガイドライン [PDF 630KB]
GPN-GL9 Purchasing Guidelines for Automobiles [PDF 134KB]
1.対象範囲
乗用車及び軽・中・重量の貨物自動車でガソリンまたは軽油を燃料に使用している自動車、LPG自動車、電気自動車、天然ガス自動車、ハイブリッド自動車、プラグインハイブリッド自動車、燃料電池自動車、水素自動車、クリーンディーゼル自動車
2.ガイドライン項目
1)エネルギー消費効率が良く、二酸化炭素排出量が少ないこと
2)排出ガスを出す場合は、排出ガス中の窒素酸化物(NOx)、非メタン炭化水素(NMHC)、一酸化炭素(CO)、粒子状物質(PM)及び黒煙、が少ないこと
3)エアコンの冷媒に使用する物質はオゾン層破壊や地球温暖化への影響が小さく、その量が少ないこと
4)鉛、水銀、カドミウム、六価クロムを極力含まないこと
5)再生材料が多く使用されていること
6)植物原料のプラスチック又は合成繊維で持続可能性に配慮したものが多く使用されていること
7)車外騒音が小さいこと
3.情報提供項目
〇リサイクル設計
〇紛争鉱物の排除や責任ある鉱物調達に関する取り組み
4.「エコ商品ねっと」掲載条件
グリーン購入法の判断の基準に適合していること、またはグリーン購入法が定める燃費基準値及び排出ガス基準を満たしていること。
■検討の経過
2020年7月~11月 第2回~第4回サステナブル商品・サービス情報委員会 ガイドライン改定案の審議
2020年9月23日~10月23日 ガイドライン改定案の公表、意見募集(2件の意見あり)
2020年11月9日 第125回GPN理事会にて審議、承認、改定
2021年5月~ 「エコ商品ねっと」でガイドラインに沿った情報を掲載
【お問合せ】 グリーン購入ネットワーク事務局
TEL:03-5829-6912 FAX:03-5829-6918 E-mail:gpn☆gpn.jp(☆を半角@に変える)