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「自治体職員向けグリーン購入研修会」開催報告

GPN活動報告2024-05-20

GPNは、5月10日(金)に「自治体職員向けグリーン購入研修会」をオンラインにて開催しました。
当日は、北海道から沖縄までオンラインならではの広範囲にわたる自治体に参加いただき、参加申込数は190団体252人になりました。

研修会では、はじめにGPN深津事務局長より、自治体がグリーン購入に取り組む意義について、地球温暖化対策、SDGsの目標達成に関連付けて解説をしました。また、グリーン購入法について、自治体に求められる取り組み、特定調達品目の分野や判断基準について解説したほか、実際にグリーン購入法に基づいて実践する場合に、環境ラベルを活用した解り易い基準設定などを紹介しました。

続いて、取り組み事例では、宮城県栃木市から発表いただきました。
宮城県からは、「みやぎゼロカーボンチャレンジ2050戦略」において、グリーン購入の取り組みをカーボンニュートラルの実現に向けた重点施策の1つとして位置付けていること、庁内の実践のみならず、域内の市町村に対して、「市町村グリーン購入取組マニュアル」を作成し、取り組み支援を行っていること、加えて、みやぎグリーン購入ネットワークとの連携し、県民・事業者向けに研修会等を開催し、グリーン購入の周知を図っていることを紹介いただきました。
栃木市からは、環境ラベルを活用したグリーン購入調達方針の策定から運用結果について、庁内職員への周知や調達実績を紹介いただきました。また、「リユースの促進をグリーン購入で考える」ことを推進され、庁内インフォーメーション機能を利用した不用品譲渡の仕組みについても紹介いただきました。
事例発表後は、組織的に取り組むために重要なポイントとなるグリーン購入方針の策定方法や調達実績の把握方法、各課職員へ周知等について事務局より解説しました。

最後に、いただいた質問への質疑応答を行い終了しました。
参加者アンケートでは、全体の95%以上が満足という回答を得ました。

■参加者アンケートで寄せられた主な感想と、印象に残ったキーワード
【感想】
①グリーン購入法の特定調達品目の他に、独自の品目を追加することにより、主体性を持った職員に広く周知できる仕組みを作れると感じた。
②グリーン購入に関する背景や効果についてよくわかりました。アース・オーバーシュート・デーがグリーン購入と密接な関係があることが、とても印象に残りました。
③GPNの説明は、グリーン購入の必要性や、基準、取組む際のポイントなど、大変わかりやすい説明でよく理解できました。
④栃木市の事例にあった、庁内ポータルで不用品譲渡の呼びかけを行っている点が参考になりました。
⑤当市でもグリーン購入は積極的に行っていますが、宮城県のように入札の際に、仕様に取り入れたり、業者選定に取り入れたりしていなかったため、今後の参考にしたいと思います。
⑥自治体の購買力、民間への影響力の大きさを改めて感じ、さらにグリーン購入を進めていくべきだと思いました。
⑦質疑応答でのコピー用紙と印刷用紙のお話は、理解ができていない部分でしたので、大変参考になりました。

【印象に残ったキーワード(主な回答)】
・グリーン購入は未来への投資
・アース・オーバーシュート・デー
・独自商品の追加
・購入前に不用品譲渡の仕組利用

■開催概要
日時:2024年5月10日(金) 14:00~16:30
主催:グリーン購入ネットワーク(GPN)
地域ネットワーク(北海道、みやぎ、埼玉、横浜、三重、大阪、九州)
対象:地方公共団体及び国・独立行政法人等(環境部門、会計・総務部門等)の担当者
費用:無料

■プログラム
・グリーン購入の必要性と意義
・グリーン購入法の基準
・グリーン購入取組事例(宮城県、栃木市)
・GPNの活動紹介
・組織的に取り組むポイント
・質疑応答

■ご案内
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■問い合わせ
グリーン購入ネットワーク(GPN)事務局(担当:武井、竹内、深津)

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