GPN会員の皆さまへ 梅田会長からのメッセージ
グリーン購入ネットワーク(GPN)
会員団体の皆さま
グリーン購入ネットワーク(GPN)会長の梅田です。
2024年度が始まりました。2024年度はGPNにとって第15期、29年目となります。非営利団体として30年活動を継続できるのも、日頃の会員団体の皆さまからのご支援によるものと、役員ならびに事務局一同、改めて感謝申し上げます。
国連が持続可能な社会を目指してSDGsを採択してから10年が経ちました。パリ協定の目標達成や森林劣化の防止等に向けて、環境面や社会面での規制が強化されたり、デューデリジェンスや情報開示が要請されたりする等、サステナビリティに関連する取り組みは目まぐるしく進展しています。
日本国内でも、第六次環境基本計画(案)の公表に加え、「ネイチャーポジティブ経済移行戦略」の公表や「カーボン・オフセット指針及びオフセットガイドライン」の改訂、「GX製品市場に関する研究会」の開催等、持続可能な社会に向けた計画や戦略の策定が行われています。
これらの計画や戦略の中に共通して盛り込まれているのが、「購入(調達)」という手段の活用です。「購入(調達)」を活用することで、生物多様性の保全や気候変動対策、資源循環の促進等、さまざまな施策を推進することが期待されているのです。
GPNは、持続可能な調達やグリーン購入の実践を通じて持続可能な社会の構築を目指す企業・行政・NPO・研究者等の幅広いネットワークであり、セミナーや研修会、大賞等のさまざまな事業を通じて、ノウハウや事例等の共有(ナレッジシェア)と協働する仲間づくりを実践しています。
ここ数年、毎年十数回のセミナーを通じて様々なテーマの最新動向をお伝えしており、参加者からは高いご満足の声をいただいています。これまで参加したことのない方も一度ご参加いただければ、新たな情報や学びを得ていただけるものと思います。
GPNは2024年度も「持続可能な調達(消費と生産)の推進を通じて、脱炭素やSDGs、サーキュラーエコノミーの実現に貢献する」という方針とともに、会員の皆様に参加・活用いただける事業計画をつくりました。2024年度も会員団体の皆さまと一緒に活動できることを楽しみにしています。今年度も引き続き、ご支援・ご協力をよろしくお願い申し上げます。
2024年4月3日
グリーン購入ネットワーク(GPN)
会長 梅田 靖
参考)2024年度事業計画
1.知る・学ぶ機会
(1)セミナー
(2)グリーン購入・環境配慮契約研修会
(3)GPN News、GPNコラム
2.実践・PRの機会
(1)グリーン購入大賞
(2)持続可能な調達アクションプログラム
(3)持続可能な経営を目指したサステナビリティ・ワークブックの制作と普及【新】
(4)グリーン購入取り組み支援プラン
3.環境と社会に配慮した製品・サービスの情報を得る機会
(1)グリーン購入ガイドライン策定・改定
(2)環境配慮型製品・サービスの情報提供
(3)サステナブル商品・サービス情報提供
(4)再エネ電力の普及促進、脱炭素経営支援セミナー【新】
4.社会等への情報発信・提言
(1)グリーン購入ランキング
(2)政策提言
(3)講演・外部委員会活動
(4)海外への情報発信
5.更なる活動の充実に向けて
(1)新規入会促進
(2)30周年に向けた検討【新】
(3)アドバイザー懇談会