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2018年実績による環境・社会面に配慮したパーム油の日本企業スコア公表

GPN活動報告2020-07-02

GPNが事務局を務めるパーム油グリーン購入研究会は、「2018年実績による環境・社会面に配慮したパーム油の日本企業スコア」を公開しました。2016年、2017年に続き、3年目のスコア公表となる今回は、研究会独自の採点基準を設けました。

2018年実績による環境・社会面に配慮したパーム油の日本企業スコア公表(全文)[PDF1.9MB]
2018年実績による環境・社会面に配慮したパーム油の日本企業スコア 製造業・小売部門 [PDF620KB]
2018年実績による環境・社会面に配慮したパーム油の日本企業スコア 加工・貿易部門 [PDF664KB]

●スコアの目的
アブラヤシから採れるパーム油は、世界で最も使用されている植物油であり、食品や石けん・洗剤、化粧品など多くの製品の原材料になっています。生産国における熱帯林の減少や泥炭地火災の煙害による健康被害などの環境面、社会面の課題について、日本ではあまり認知されていませんでしたが、近年、多くの企業が問題の重要性を認識し、RSPO(持続可能なパーム油のための円卓会議)に加盟して、環境・社会面に配慮したパーム油の調達を始めています。RSPOの年次報告書(ACOP 2018)のデータに基づく加盟企業の取り組み状況のスコア化は、環境・社会面に配慮したパーム油のさらなる普及と企業間の競争を促すことを目的としています。

●日本市場における環境・社会面に配慮したパーム油の普及状況
欧州や米国では、パーム油生産における環境面、社会面での課題が早くから重視され、取り組みが進んでいます。一方、日本においては、2020年に予定されていたオリンピック・パラリンピック東京大会に向け「持続可能性に配慮したパーム油を推進するための調達基準」が定められたことも影響し、RSPOの加盟企業が急増しました(2020年6月末時点で209社)。日本企業の認証油の調達状況については、スコアが示すように、100%達成はなお道半ばの状況です。業種によっては、100%達成が難しい製品や、取り扱い規模の違いはありますが、今後、認証油の調達量がさらに増加することが望まれます。
製造・小売部門では、株式会社資生堂が第一位、サラヤ株式会社が第二位となっています。加工・貿易部門では、取り扱う量が少ないものの、汎アジア貿易株式会社、日華化学株式会社、太田油脂株式会社が第一位となっています。

●本スコアの特徴
(1)『取り組み姿勢の重視』・・・調達方針を策定し、目標を掲げていることを評価しています。
(2)『実績の重視』・・・実際に認証油を調達できているかどうかを評価しています。

<本件に関するお問い合わせ>
グリーン購入ネットワーク(GPN)事務局  担当:金子・長谷川
TEL.03-5829-6912 FAX.03-5829-6918 E-mail:gpn☆gpn.jp(☆を半角@に変える)
 
●参考情報
2016年のスコアカード
2017年のスコアカード
環境・社会面に配慮したパーム油使用製品紹介Webサイト
RSPO(Roundtable on Sustainable Palm Oil):持続可能なパーム油のための円卓会議

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