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シンポジウム「パーム油発電の環境・社会影響を考える~ESG投資の観点から~」(12/7東京)【地球・人間環境フォーラム】

会員イベント2017-11-24

2017年9月末時点で、経済産業省が再生可能エネルギー固定価格買取制度(FIT)により認定したバイオマス発電(約1,400万kW)の9割以上が、輸入バイオマスを主な燃料とする一般木質バイオマス発電で、その約3割がパーム油を燃料とするものです。認定された事業の1割が稼働した場合、年間約90万トンのパーム油を燃やすことになり、日本のパーム油輸入量75万トンが一挙に2倍以上になり、非常に大きなインパクトがあります。

パーム油は、農園開発においてボルネオ、スマトラなど熱帯林の減少の主要因であり、生物多様性を損失し、土地をめぐる紛争が多発し、労働問題などの深刻な人権問題が生じている作物です。特に、泥炭林開発によって大量のCO2が発生するため、パーム油全体のCO2排出係数は石炭より高く、温暖化をむしろ促進します。

このようなパーム油を発電用燃料として利用することは、持続可能性の面で重大な疑問があり、ESG(環境・社会・ガバナンス)投資の観点からも、大きな問題をはらんでいると考えられます。
本シンポジウムは、パームオイル発電の環境・社会的影響についてディスカッションし、持続可能なバイオマス利用の進展につながることを目的として開催します。

詳細≫ シンポジウム「パーム油発電の環境・社会影響を考える~ESG投資の観点から~」


【開催概要】
日時:2017年12月7日(木) 14:00~16:30
場所:東京ビッグサイト101会議室 (東京都江東区有明3-11-1)
参加費:主催・協力団体会員1,000円、一般2,000円(当日、受付にていただきます)

主催:一般財団法人地球・人間環境フォーラム、NPO法人バイオマス産業社会ネットワーク
協力:公益財団法人WWFジャパン、一般財団法人CSOネットワーク、プランテーション・ウォッチ、グリーン購入ネットワーク(GPN)

■プログラム(予定) *プログラムが一部変更になる場合があります。
「FIT制度によるパーム油発電とパーム油の環境社会問題」
飯沼佐代子(地球・人間環境フォーラム、プランテーション・ウォッチ)

「持続可能なパーム油調達に関わる課題(仮題)」
南 明紀子(WWFジャパン自然保護室パーム油担当)

「ESG投資とパーム油発電(仮題)」
水口 剛(高崎経済大学経済学部教授)

パネルディスカッション「パーム油の環境・社会影響とパーム油発電」
パネリスト(順不同):
高村ゆかり(名古屋大学大学院環境学研究科教授)
松原 稔(株式会社りそな銀行アセットマネジメント部責任投資グループグループリーダー)
飯沼佐代子(地球・人間環境フォーラム、プランテーション・ウォッチ)
南 明紀子(WWFジャパン自然保護室パーム油担当)
水口 剛(高崎経済大学経済学部教授)

モデレーター:泊みゆき(バイオマス産業社会ネットワーク理事長)

【申込】
申込フォームよりお申し込みください。
メールで申し込まれる場合は、1)お名前、2)よみがな、3)ご所属・ご職業など、4)メールアドレス、5)お電話番号、6)本イベントで知りたいことや質問などを記して、
event@(a)gef.or.jp((a)を@に置き換える)までお送りください。

<関連情報>
FITにおける認定や運用の改善方策をまとめた「再生可能エネルギー固定価格買取制度(FIT)バイオマス発電に関する提言」を公表しました。こちらもご覧ください。

■お問合せ
一般財団法人地球・人間環境フォーラム/飯沼、坂本(TEL:03-5825-9735)
NPO法人バイオマス産業社会ネットワーク(TEL:047-389-1552)

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